保護活動の原点
なぜ保護活動を始めたのか?
少しお話させてください。
あるところに一人の少女がいました。彼女は動物が大好きで、命の大切さ、尊さも良くわかっていました。
ダンボールの箱に入れられて捨てられている子犬を見つけると見捨てることができず手を差し伸べる子でした。
彼女はいつも可愛そうな命、今にも失われてしまいそうな命が目の前にあるのに助けてくれない大人たちに怒って、泣いて、反抗していました。
あるときはランドセルに教科書もノートも、ふでばこすらも入れずに小学校に登校していました。ランドセルの中には小さな子犬とその子犬の里親を募集する紙だけが入っていました。
当然ながら先生に見つかり叱られ、「捨てられていた場所に戻してきなさい!」と言われても彼女は「先生たちみたいになりたくないですっ!」と泣きながら訴えます。
でも誰も彼女の話を聞いてくれません。